東京日和





帰り道の上り坂は向かい風が襲うし



やっと登り切ったところに巡り巡った音楽は追い打ちをかけるかのように哀愁漂うし



ガラスに映された靡く髪の毛はラベンダーの色なんてもう思い出せないし



空っぽのお腹で辿り着いた先に喜ばしいものは待っていなかったし



数時間後には面倒を済ませても、すぐにまた別の面倒が始まるし






このわたしのそばにいてくれるものとは。

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CAN'T BUY MY LOVE

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